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ひと昔前までの提案はまずはスケッチを作り、ある程度気に入っていただいた時点で白模型を作って説明してました。ところがこの白模型は設計者と顧客との間でイメージがずれる欠点があります。
白い模型を見て頭の中で出来上がりをイメージするのですが、想像することに慣れた建築士と全く初めて想像してみるお客様とはまったく違う仕上がりをイメージすることも珍しくありません。実際、工事が始まって「あ、ここはこうなるんだ!」と言われると、お客様は感激して言っているのだとしてもこちらはがっかりするのです。
近年の設計はコンピュータの中に模型(立体モデルと言います)を作って、そこに実際のテクスチャーをつけて、照明を配置し光を当ててVR画像を作ります。
壁や天井の画像は、例えばクロスならクロスメーカーが品番ごとにVR用のテクスチャーを用意してます。
これを使ってテクスチャー付きの立体モデルを作り、設計どおりに照明を配置し、光は3回から12回程度壁や天井に反射させてVR画像をつくります。
初期段階ではあまり凝ったものにせず簡単に作りますが、それでも設計をより理解していただけていると感じます。さて、先のリノベか?建替か?の平屋案の360度パノラマVRを作ってみました。下のリンクからご覧いただけます。いかがでしょうか?
https://www.kinoie.jp/panorama/F1_09937b/