リクルートに「住まい」の調査・データ一覧のいうWebページがあります。そして毎年この時期になるとその年の「注文住宅・トレンド調査」という調査報告書が発表されます。今年の分は今日発表されました。それによると建築費と土地代ともに上昇傾向が継続しており、今年の全国の建築費は平均で3,488万円に、土地代は平均1,948万円になっととのことです。土地と建物を合わせると実に5400万円ちょっとです。過去の金額も出てますので5年前とくらべてみましょう。
土地代を除く建築費用の全国平均は2021年が2,988万円に対して2025年は3,488万円と500万円増えてます。実はコロナ前まではずっと建築費は上がってないか、上がったとしてもとても緩やかでした。コロナ後とそれにともなうウッドショックの影響、その後の建材の値上げ、今では人手不足も手間賃の上昇というカタチで建築費は上がり続けてます。
建築費は大きく上がったことはわかりました、では土地代はどうでしょうか?
土地代は建築費ほど大きく上昇はしてないものの5年前と比べると270万円ほど上がってます。
まとめると次のようになります。
2025年 全国平均建築費:3,488万円
2025年 全国平均土地代:1,948万円
合計 :5,436万円
2021年 全国平均建築費:2,988万円
2021年 全国平均土地代:1,678万円
合計 :4,666万円
その差は770万円です。
この建築費の上昇が注文住宅に与える影響は床面積の減少となりました。
2025年の延床面積の全国平均は41.1坪です。2021年の全国平均床面積は46.8坪ですので5年間で5.7坪も家が小さくなってます。
今の住宅市場の状況を踏まえるとこれから家づくりを考える方は、以下の選択肢を検討するのが良さそうです。
資金計画が立つ人:
「建てられる時に早めに行動する」ことが、結果的に出費を抑える最善策となる可能性があります。
予算を抑えたい人:
新築の注文住宅にこだわらず、リフォームやリノベーションで既存の住まいをより快適にするという選択肢も、現実的な解決策と思います。
弊社は新築とリフォーム・リノベーションを同時に提案させていただくことができます。提案をご覧いただいてから建築方針を決めていただくことができます。
家づくりは人生で最も大きな買い物の一つです。最新のトレンドとデータを踏まえ、後悔のない賢い選択をしましょう。
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